神戸市灘区のこころ整体整骨院の大野です。
本日はジョーンズ骨折についてお話していきたいと思います。
ジョーンズ骨折と聞いてピンとくる方は少ないと思います。ジョーンズ骨折というのは足の疲労骨折のことです。
足のどの部位かというと第5中足骨の疲労骨折です。第5中足骨というのは足の甲の一番外側小指側のあたりになります。
〇原因
ランニング、ジャンプなどを繰り返すスポーツ選手に多いです。特に中高生の部活などで急に練習量が増えたときなどに多くみられます。
繰り返しのストレスが足部にかかって徐々に痛みが出てきます。最初は自覚症状があまりないので、そのままにしてひどくなることが多いです。前兆がある場合は予防もしやすいのですが完全に骨折してしまってから症状が出る人もいるのでなかなか予防するのも難しい骨折です。
〇復帰まで
保存療法と観血療法(手術)があります。保存療法の場合、時間がかなりかかってしまうのとその選手の骨格、また運動のクセ、強度などで再発する可能性が高いです。
手術の場合は復帰までの時間が短縮しますので早期復活を強いられるスポーツ選手などが選択します。
〇予防法など
第5中足骨は足の外側にある骨なので体重を足の外側にかけた状態で負担が大きくなって骨がねじれてしなって負荷がかかります。足の外側に体重が乗らないように体幹部の筋力の強化、特に股関節の外転筋の強化をおこなって身体の軸などがブレることを防止します。
また体に合っていない靴の選択や、その場その場での靴の履き替えも大切です。例えばサッカーなら芝、土、ランニング用など、その用途に合った靴を選択されることをおすすめします。
栄養、睡眠も大切な要因になってきます。
踏み竹など足部のマッサージなども効果的だと思います。疲労をためないこと。オーバーワークを避けること大事です。違和感を感じたら休むことが大切です。
私のおすすめは足のアーチの機能を高めるワークをおこない、足首のアライメント調整などしていき負担がかかりにくい状態にもっていきつつ上記の予防法を実践するのがいいと思います。
例えば脚の前脛骨筋という筋肉が過度に緊張した状態だと足首が少し内に向きやすくなってしまいます。内を向くということは足を着いたときに足の外側に負担がかかってしまうことになります。
こういった具合に中足骨だけに注目するのではなく体すべてのバランスを整えてしっかり見ていくことが選手のパフォーマンスアップ、長く選手生活を送れる要因になるのではないかと、一トレーナーとして考えています。
みなさまがいいトレーナー、指導者などに巡り合えますように。。。
↑ジョーンズ骨折の時に痛みの出る部位です。
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